M4A376w

●タスカ　1/35

ＯＤ塗装の上にウェザリングを加えたことでグッとリアルになりました。足回りの泥汚れと連動して車体上部も汚すのですが、全体をどの程度汚すか悩みますね。単品作品の場合、模型としての見栄えと実際の状況再現とのバランスが必要ですからね。

車体上部の汚しは隅っこに汚れが溜まる感じを意識して塗ってみました。汚れの土色もＯＤ色との対比を考えて色味を決めています。少しオレンジっぽい土色が似合いますね。

チッピングの程度はこんな感じです。どんどん描き込みたい気持ちをグッと抑えて最小限に。

足跡っぽく汚れの塊りも入れて見ました。いやあ、センス良く汚すのってほんと難しいですね。

フィギュアーはベースをハンブロールやタミヤアクリルで塗ってから油絵の具で仕上げています。絵の具が乾燥したら服にはハンブロールの缶の49番マットバーニッシュをエアブラシで噴いています。顔はハンブロールのサテンコートを筆塗りして、少し艶を残して肌の質感を再現しました。

アルパインのフィギュアーはサイズが少し大きいですが、プロポーションや服のシワなど表現が雄弁でいいですね。

階級章やワッペンもそれらしく塗っています。軍装はカーキー色主体なのでワッペンの原色が引き立ちます。

キット付属のブローニングＣＡＬ.５０はなかなか良い出来です。資料写真を見ると銃身と放熱スリーブ、機関部と色合いが違っているものもあるので、丁寧に塗り分けてやろう。

給油口の装甲ガードに水抜き孔を再現したので、塗装でも給油漏れで流れ出た様子を表現してみました。

足回りの汚れはピグメントやパステル粉を筆で擦り付けてからタミヤアクリル溶剤を染込ませ、乾いてしまう前に筆に採ったピグメントを叩いて飛ばし、跳ね汚れを再現しました。

76ミリ砲塔シャーマン、カッチョ良いです。

End

2011.03.21