M4A376w

Medium Tank of United States　

M4A3(76)W

PART-3

●タスカ　1/35

タスカのＭ４Ａ３(76)Ｗシャーマンの完成です。単品作品とはいえ戦車だけだとちょっと寂しいので、フィギュアーを添えて完成にしました。選んだのはアルパインのフィギュアー35114です。

機関室上部と車体前面に米軍らしく装備品を積み込みました。飾り台は市販のデコバージュ用飾り板をニスで仕上げ、美しく磨いています。

車体はタミヤエナメルやピグメント、パステル粉を使いウェザリングしています。ピグメント、パステル粉の定着にはタミヤアクリル溶剤を染込ませています。

チッピングはパステル粉を使い最小限に留めて描き込んでいます。何時もやり過ぎてしまうので注意しました。

砲身の根元無塗装部分はアルミ素材の生地を活かして無塗装としましたが、質感が「鉄」に見えなかったので、やはりスチール色で塗装すべきでした。

泥汚れは砲塔上面にも施しています。乗員の乗り降りや爆風で結構高い砲塔上面も汚れていると想定しました。

乗員の存在を暗示するヘルメットと水筒をアクセントにぶら下げてみました。ベルトは釣り用板重りの鉛薄板です。ちょっとシワが重力に反した感じになってしまい、なかなか難しいですね。

装備品はレーションボックスなど市販パーツとエポキシパテで自作した布類を組合わせています。キット付属のジェリカンはそれぞれ色味を変えて表情を付けています。

シャーマンはＯＤ色単色なので、装備品の配色が良いアクセントになります。板は木目をワイピング技法で塗装表現しています。

米軍の星マークは面積が大きく目立つ存在ですね。そこで模型的見栄えを考えて、わざと擦れて剥げ落ちたように仕上げてみました。実車でも目立つことを嫌って剥がしている車両もあるようです。やり方はマスキングしたあとヘアセットスプレーをエアブラシで薄く塗り、その上からヴァレホアクリルカラーの白を薄く噴き付けて、乾いたらキサゲ刷毛で擦って剥がしました。

飾り台のタイトルプレートは１ミリ厚のアクリル板の下にインクジェットプリンタで作ったフィルムラベルを挟んでいます。プレートを埋め込むために飾り台を彫り込んでいますが、電動トリマーを使えば直ぐに出来ちゃいます。